蛍光灯がなくなる?蛍光灯2027年問題とは?
2025年10月09日category:照明器具
ニュースやテレビCMでも目にする機会が増えている蛍光灯2027年問題ですが、実際にはどの様な影響があるかご存知でしょうか。
今回は蛍光灯2027年問題についてご紹介します。
蛍光灯の2027年問題とは2023年11月の水銀に関する水俣条約第 5 回締約国会議で決定されたもので、2027年末までに蛍光灯の製造・輸出入が全面禁止されるというものです。日本もその一環として規制を進めています。
その為、蛍光灯は2027年以降は在庫限りの販売となります。
◎なぜ蛍光灯が禁止されるのか?
•水銀の環境・健康への影響 蛍光灯には微量の水銀が含まれており、廃棄時に環境汚染や健康被害の原因となる可能性があります。
•水俣条約の履行 日本が主導したこの条約では、水銀使用製品の段階的廃止が求められており、蛍光灯もその対象です。
◎撤廃スケジュール
蛍光灯には大きく分けて3つの種類があります。
1つ目は電球の代わりに蛍光管を渦巻き状のランプとした「電球形蛍光ランプ」です。
この電球形蛍光ランプは2025年12月末で製造・輸入が禁止となります。
つまり今年の年末、あと3ヵ月弱で禁止となります。
2つ目はコンパクト形蛍光ランプです。
電球形蛍光ランプと似ている形状ですが、渦巻き状ではなく短い蛍光灯というイメージの物になり、電球型とは違い口金タイプではありません。
こちらは電球形より1年遅く、2026年12月末で製造・輸入が禁止となります。
そして3つ目が一番よく見る直管・環形蛍光ランプになります。
蛍光灯といえばこのタイプを想像する方が多いのではないでしょうか。
このタイプは2027年の12月末で製造・輸出入が禁止となります。
ここで注意したいのが蛍光灯の使用自体は2027年以降も禁止されないということです。しかし、蛍光灯の器具に不具合が起きた場合に交換・修理が困難になるため注意が必要です。
◎LED照明への切り替えが急務!
•長寿命・省エネ:LEDは蛍光灯の約3倍以上の寿命で、電気代も大幅に削減可能。
•環境に優しい:水銀不使用でCO₂排出も少なく、持続可能な選択。
•快適性向上:ちらつきが少なく、目に優しい光を提供。
◎移行時の注意点
•器具の互換性確認:既存の照明器具にLEDが使えるか確認を。
•電気工事の必要性:直管タイプは専門業者による工事が必要な場合あり。
•補助金制度の活用:自治体や国の支援制度をチェックして費用負担を軽減。
◎まとめ:今こそ計画的なLED化を!
蛍光灯の撤廃は環境保護のための大きな一歩。
「まだ使えるから」と放置せず、早めのLED化を進めることで、コストも安全性も確保できます。
期限直前になってLEDに移行しようとしても、駆け込み需要により商品の在庫がなかったり電気工事の手がすぐに確保できない可能性もあります。
何事も終わる直前は混みあうということを我々は万博で学びました。
今ならまだ間に合います。
この照明は対象かな?ランプの交換だけで済むのかな?
ご不明点や不安なことがあれば専門のスタッフが丁寧に説明させていただきます。
まずはお気軽にご相談、お問合せお待ちしております。