遮音性能を高めたいパーティションに
2020年03月27日category：間仕切り工事
オフィス等でパーティション(間仕切り)を施工させていただく際、ご要望が多いのが「遮音性のある壁」です。
床から天井までパーティションで仕切るだけでも遮音効果はありますが、パネル内部に吸音材を入れることで更に遮音性能が高まります。
オフィスで多いのがスチールでできたパーティションです。
「スチールパーティション」と呼ばれています。
こちらのパーティション、オプションなしで施工依頼をすると吸音材が入らないことが多いです。
倉庫や更衣室等で遮音性が求められていない部屋については吸音材は必要ないかと思います。
会議室や応接室(来客室)などでは遮音性を求められることが非常に多いです。
スチールパーティションでは「グラスウール充填」することで遮音性能が高まります。
グラスウールとは、ガラス繊維でできた綿状の素材で、壁・天井・床・屋根の断熱材及び吸音材として多く使われています。
特徴としては、
コストパフォーマンスに優れる。
切断・曲げなど、自由に加工することができる。※隙間をつくらずに施工できます。
厚さ・サイズが豊富である。
不燃材料であり防火性に優れている。火災発生時に有害な煙・ガスを発生させない。
水分を含むと一時的に変形するが、その後乾燥すれば形状と体積はほぼ回復し、断熱性能・吸音性能は低下することがない。
などがあげられています。
吸音効果に優れている為、病室・ホテルの個室・放送室・スタジオの壁に使わています。
また新幹線や高速道路の防音壁に使われているといわれています。
仕上げはグラスウールをパネルで挟むように取り付けします。
グラスウールが見えなくなり綺麗なパーティションが仕上がります。