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蛍光灯からLEDに変えるメリット

2023年08月29日category:照明器具

蛍光灯からLEDへの変化を施工の様子と共にご紹介します。

商業施設やオフィスビル、住宅と様々な施設の照明器具が蛍光灯からLEDへ入れ替わってきてます。
身近なコンビニや駅、電車の中もLED化が進み「LEDマーク」を目にすることが多くなりました。
私達が生活するあらゆる場所でLED化が進んでいます。
皆さんが業務されてるオフィスはLEDになってますか?
なぜ、LED化が進み、蛍光灯からLEDに変えなければならないのでしょうか?

ご存知な方が多いと思いますが、LEDは「長寿命」だということです。
一般的に蛍光灯の寿命は、種類によって異なりますが約6,000~20,000時間とされています。
それに対して、LEDは約40,000時間となっています。
この先、技術の進化と共にLEDの寿命も延びていくことが考えられます。
寿命が延びることで、頻繁に交換する必要もなくなり、省エネにつながります。

LEDは省エネで経済性に優れている理由としまして、電気代が安くなるのが最大のメリットです。
オフィスでよく使用されてる蛍光灯が40形 40W に対して、同じ明るさのLEDにすることで約25Wの消費電力となります。
少ない電力で同じ明るさが確保できるということで、LED化が進んでいます。

安定器にかかる消費電力はどうでしょうか?
蛍光灯に対応した同形のLEDに交換することは、初期投資として安価でできます。
しかし、蛍光灯本体の安定器をそのまま使い続けることになりますので、節電効果が得られない結果となります。
最悪の場合、発熱や発火する危険な状況になることもあります。
その為、初期投資の費用は必要となりますが、古い安定器を外すなど、電気工事資格者がいる専門業者で電気工事をされることをお勧めします。

LEDと蛍光灯の違いで、LEDの光は熱をもたないのでエアコン等の効率がよくなることも経済性に優れた理由のひとつです。
それ以外にも、照明のスイッチでON・OFFを繰り返しても寿命を短くすることはないので、廊下やトイレなど頻繁に点灯・消灯をされる場所にも適しています。
蛍光灯のように紫外線や赤外線がほとんど出ないので、書類・本・美術品などの保管場所のも向いています。

蛍光灯のようにガラス管を使用しないで、樹脂(プラスチック)等でできているので、衝撃にも強く取り扱いも安全です。

最後に、蛍光灯は水銀を使用していますが、LEDは水銀を一切使用していないので、環境にも優しい照明器具とされています。

蛍光灯器具メーカーは、水銀を使用した蛍光灯の生産を終了しています。
水銀灯ランプの生産も終了してることから、交換用のランプも入手できない状況にあります。

LED化が進んでいることがお分かりいただけましたでしょうか?
皆さんが働かれてるオフィスや商業施設などで、まだLED化をされていないところがありましたら、是非LED化を検討されてみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ、お待ちしております。