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新しいオフィスへ 遮音性を向上させる間仕切り下地組み

2021年04月25日category:間仕切り工事

オフィスレイアウトには欠かせない間仕切り(各種パーティション)のご紹介。
オフィスをレイアウトする中で、「執務スペース」・「会議室/応接室」・「受付エントランス」・「倉庫/更衣室」等、間仕切りが必要になってきます。
オフィスを仕切る壁には、いくつかの種類・工法があります。
また、どのような仕様で間仕切りを構築するかによって、オフィスの印象は大きく変わります。
各部屋別に目的や用途を明確にし、納期、予算に合わせた間仕切り選びが必要となります。

こちらでご紹介します間仕切りは、比較的コストを抑えながら自由度が高く、デザインのアレンジも多様で、遮音性も必要に応じて選べるタイプのLGS間仕切りです。
空間や目的・用途に合わせて、多くの壁クロスから選べるのもメリットです。

デメリットとしましては、レイアウト変更時に移設や組み換えが困難で、解体をしなくてはいけない場合もあります。
また、一般的なスチールパーティションやアルミパーティションと比べると、施工日数が少し多くなります。

オフィスにLGS間仕切りで部屋をつくります。
LGS間仕切りとは、Light Gauge Steel の略で、軽量鉄骨でつくる間仕切りです。

間仕切りを建てるラインに墨出しをし、ランナー・スタッド部材で下地を組んでいきます。
縦スタッドを 通常@303mm ピッチの等間隔で組んでいきます。

下地が組み終わったところに、石膏ボード(プラスターボード)を貼っていきます。
こちらで施工してますボードは、厚み12.5mmの不燃タイプになります。

片面、天井までボードが貼られました。
毎回のことですが、隙間がなくピッタリ綺麗に納まりました。
これも職人さんの腕の良いところです。

逆側では、遮音性能を向上させる為、騒音や湿気に強いロックウール(グラスウール)を充填しています。

グラスウールとは、
鉱物(無機物)由来の素材のため、燃えにくく湿気に強いという性質があります。
また繊維の間に空気がたくさん含まれているので、騒音に強い上に優れた断熱効果を発揮します。

更に遮音性を向上させる為、ボードを二重で貼っていきます。
1枚目のボードを横貼りし、2枚目のボードを縦貼りで、ボードのジョイントが重ならないように施工します。

こちらの面も合わせて石膏ボードを二重貼りします。
壁厚が通常と比べ厚くなりますが、その分遮音性能も向上します。
目的や用途に合わせて、組み方を自由に変えられるタイプの間仕切りです。

間仕切りのボート貼りが完了しまして、明日から壁紙(クロス)貼りが始まります。

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オフィスで間仕切りを建てたいけど、どのような間仕切りをどのように建てればいいのか悩まれてる企業様、
間仕切りのご相談は「コスモテック株式会社 建装事業部」 までお気軽にご相談ください。