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内装工事 照明器具移設・復旧工事/間仕切り下地組み

2021年02月07日category:内装工事

緊急事態宣言の中、大阪市西区でオフィス内装工事がとうとうスタートしました。
各部屋を仕切る為に間仕切りを建てるのですが、天井にある蛍光灯や防災設備が干渉してきます。
まずは、間仕切りラインにくる蛍光灯の撤去・移設から工事が始まります。
蛍光灯の移設といっても、天井下地やボートの開口・補強となかなか大変な工事です。
軽天屋さんと電気屋さんの同時作業で順調に工事は進みます。
こちらのビル、天井材が天井下地にビスで固定するだけの簡易なタイプのジプトーンでしたので作業性がよかったです。

ある程度天井ボードが復旧しますと、間仕切りの下地を組む作業が始まります。
床面に寸法を確認しながら墨出しをし、間仕切りラインを確定すると、グリーンのレーザーが天井ランナーの位置を的確に示してくれます。
こちらのグリーンレーザーの光は明るい現場でも、長距離投射でも綺麗に見える高輝度タイプです。

ただ部屋を仕切る間仕切りですが、空調や消防防災の影響で高さが異なります。
応接室や会議室など機密性(防音・遮音)が必要な部屋は天井まで建てますが、倉庫など機密性が必要でない場合は間仕切り上部に開口を設けることが多いです。

間仕切りランナー(間仕切り壁下地の天井・床に対で取付けられるレール)が固定されると、スタッド(天井・床のランナーに差し込み、垂直に建てる間仕切壁の柱)を入れていきます。

機密性が必要な応接室の間仕切りを遮音壁とする為に下地(スタッド)にスペーサーを使い千鳥状に配置しました。
間仕切り下地と石膏ボードの間に10mmの空気層を設けることで、サウンドブリッジ現象を解消し遮音性能が向上します。

間仕切り下地(スタッド)を千鳥状に配置した壁に石膏ボードを貼り壁にします。

次の作業として、垂直に立つスタッドの間に「グラスウール」を充填し遮音壁を仕上げていきます。
こちらの工事は次の休日作業となります。