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内装工事 LGS間仕切り 軽量鉄骨下地組

2020年10月03日category:内装工事

10月になって大阪市内は少し肌寒く感じるようになってきました。
秋を感じながら、南堀江のお客様からご依頼をいただいた梅田支店のLGS間仕切り工事が始まりました。
お客様からも「LGS間仕切りって、、、どんなんですか??」とご質問いただきました。
LGSとは、Light Gauge Stud(ライト・ゲージ・スタッド)の略で軽鉄間仕切りとも言われています。
軽鉄は鉄板の厚みが0.5mmと大変薄く、軽い素材です。
一昔前は、大工さんが木材で下地組みをしていたのですが、材料費の問題、湿気や害虫対策等で今では軽鉄材が一般に普及しています。

軽量鉄骨の下地組みでは、図面で寸法を確認しながら天井と床に墨を出します。
そのラインに合わせてランナー部材を固定していきます。今回使用したのは65ランナーです。

次に、天井・床に固定されたランナーに角スタッド(6545)をたてていきます。
スタッドのピッチは303mm間隔です。
この作業で使用した軽量鉄骨、寸法が長くエレベーターに入らない為、荷揚げ屋さんに階段で9階まで上げていただきました。
荷揚用のEVが設置されてるビルは心配ないのですが、一般のEVでは入らないことが多々あります。
この為、工事前に搬入経路の確認が必要となります。

軽量鉄骨が組み終わると、プラスターボード(不燃ボード)を施工していきます。
地震や揺れなどで壁にクラック(亀裂)が入ってしまっても、腰下なら目立ちにくいという理由で腰目地で施工することが多いですが、地震等で建物が動いた際につなぎ目で割れる危険が最も大きいので、安全を考慮して落下の危険が少ない腰目地でつなぎ合わせます。

軽量鉄骨が組みあがり、開口部を設けた箇所に内装ドア(建具)の枠をビスで固定します。

遮音性を向上する為に最も効果があるロックウールを充填します。
来客スペースや会議室などで多く使用します。

ロックウール充填が完了した壁にプラスターボードを施工します。
更に遮音性能を求める場合、厚みの異なるプラスターボードや遮音シートを施工することもあります。
今回は、両面共にt:12.5mmのプラスターボードを施工しました。

LGS間仕切りの下地が組み終わった状態です。
内装ドア(建具)の取り付けも完了し、次の壁クロス貼りに備えます。