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大阪 道修町で300年続く神農祭 日本最古の薬祭り

2025年11月22日category:お祭り

大阪の秋を代表するお祭り「神農祭」
北浜から少し南へ行くと道修町の通りがあり、薬の神様・少彦名神社で毎年11月22日と23日に開かれる伝統のあるお祭りです。

私が訪れたのは初日(22日)の夕方。
既に参道には提灯が灯り、ふわっと薬草のような匂いが漂っていて独特の雰囲気です。
大阪市内の真ん中で時間が少しゆっくり流れているように感じました。
一番の見どころは、やっぱり「張子の虎」。
神社の境内には大小さまざまな虎がずらっと並び、どれもかわいくて選ぶのが大変。
商売繁盛や無病息災のご利益があるとされ、毎年多くの方が買い求められます。

道修町は薬の街として栄えた場所。
製薬会社のマスコットが次々と登場し、参道を歩くだけで小さなパレードに迷い込んだような賑やかさです。
子供たちが手を振り、大人は思わず写真を撮ってしまう・・・
そんな温かい空気が流れていました。

後姿も可愛いので、思わずシャッターをポチッと押してしまう。
振り向きショットを逃してしまったのが残念です。

かんぽーのジェイくんが来た瞬間、周りの空気がふっと明るくなりました。
子供たちが駆け寄って行く姿とパタパタ歩く姿がなんとも愛らしい。
参道がちょっとした撮影タイムになってしまいました。
正面はもちろん、後姿まで全部かわいいからついついシャッターをポチッとする回数が増えてしまいます。

張子の縁起物のお店を前にすると、思わず足がとまる。
大小様々な干支が並び、どれを連れて帰ろうか悩んでしまう時間。
ついつい写真を撮ってしまう色鮮やかな干支もお祭りならでは。

阪神優勝パレードが終わった御堂筋には、まだ少しだけ歓声の名残が残っていて、その上に少彦名神社の灯が静かに重なる。
大阪らしい賑やかさと祈りの時間が交差する休日の時間。

上を見上げると御堂筋のイルミネーションに混ざって虎の張子が薄っすらと輝いてた。
都会の華やかさと昔ながらの縁起物が同時に輝こうとしてる不思議な瞬間。
イルミネーションの点灯を待てずシャッターをポチッと押してしまう。

屋台(テキ屋)が並ぶ参道からは、甘い匂いや焼けたソースの香りがふわっと漂ってきて、お祭り気分が高まる。
関西弁での呼び込みの声と楽しそうな笑い声が重なって心地よいざわめきになってきた。
歩いてるだけで楽しい空気に包まれる休日の道修町っていいですね。

日が暮れ、参道に灯りが灯り、神社へ続く道が幻想的に変わる時間。
参道を歩く人の足音も、夕方とは違って落ち着いて聞こえる。

Doshomachi Shinno Festival
2025.11.22
撮影:Atsushi.K